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XRATED GAME REVIEW

Routes PE  英雄伝説 空の軌跡 the 3rd  永遠のアセリア-この大地の果てで-
 英雄伝説 空の軌跡 SC(PSP)  空の軌跡マテリアルコレクション(PSP)




Routes PE

Routes PE
(PS2/PSP)

AQUAPLUS


 2003年に発売された18禁PCゲーム「Routes」を、
 PS2・PSPに移植したのが今作「Routes PE」です。


 まずは、PC版からの変更点から。

 ●フルボイス化
  個人的にはボイスはあってもなくてもいい派。
  このゲームがビジュアルノベルならばなおさら、
  「聞く」というよりも「読む」ことが中心。
  フルボイスじゃなくても、逆にBGMが映えて、
  ストーリーにさらに彩が添えられるでしょう。

  現に、私はサウンドトラックを買ったほど、
  「Routes」は音楽にも魅せられました。

  とはいえ「Routes」には、捧腹絶倒の掛け合いがあるので、
  あったらあったで、その効果は覿面。そういう意味では、
  「萌え」のためにボイスがあった「ToHeart2」よりも、
  違う意味でフルボイスの必要性があったのかもしれません。

 ●新OPムービー&OP曲
  PC版のOP曲「Routes」が非常に気に入っていたので、
  OP曲差し替えには多少の不安があったが、この動きの激しい
  新OPムービーには、新OP曲「Remote Viewing」が
  とてもよく合っていたので、不安は無用な心配に終わりました。

  ま、OPムービーでは、ヒロインの約1名が
  活躍しすぎかついいトコ取りな気もしますがw
  え〜っと、メインヒロインってリサでしたっけ?

 ●新ヒロイン&シナリオ追加
  湯浅皐月の妹として、湯浅文月が登場。

  追加ヒロインではあるが、その存在自体はPC版でも確認できるので、
  特に違和感は感じない。それどころか、皐月とゆかりの2大ヒロインを
  食ってしまいかねない勢いがあって、キャラがよく立っていたと思います。

  シナリオに関して言えば、「Routes」というゲームに
  必要だったかは疑問だが、変に蛇足になるよりは、
  こういうあっさりめのシナリオでよかったかもしれない。


 コンシューマーへの移植作品としては、「PC版をプレイしていたら
 買わなくてもよい」けど「買っても損はない」という感じでしょうか。

 ちなみに、初回限定版には特典として、
 今まで未発売だった原画設定資料集と
 ポータブル版が付いてきました。


 今よりもちょっと未来。今よりも「情報」というものが、
 非常に高い価値を持つものとして扱われている時代。
 主人公は、エージェント(スパイみたいなの)として、
 とある事件に首をつっこむことになり…。

 強引にジャンル分けすると、スパイ・アクション系に入るが、
 そうとも言い切れないところが「Routes」の魅力でもある。

 ストーリーの面白さ・かっこよさも素晴らしいが、
 それ以上に、ADVゲームとしての構成っていうのかな、
 一つ一つのシナリオが、それぞれ違うようでいて、
 でもゲーム全体としては一つに綴り合っている様が、
 よく練られていて、すっかり気に入ってしまった。

 もちろん、人によってストーリー展開の良し悪しはあると思うし、
 実際私にとっても苦手なイベントがいくつかあります。ですが、
 ただの学園モノやアクションモノに捉われない「Routes」の
 世界観にはまることは、そう難しいことではないと思います。


 原画はAQUAPLUSでおなじみのカワタヒサシさん。
 最近の氏の画風と違い、少々アニメチックな絵だが、
 それでも十二分に可愛いグラフィックでしょう。

 CGの差分があまりないので、絵のボリュームは少ないかもしれません。
 ですが、ビジュアルノベル形式で絵がテキストに隠れるので、そこまで
 重要視しなくても。その代わり、背景は結構豊富にありましたし。


 音楽は、前述のように非常に魅せられる。
 ですが、今回はフルボイス化により、
 ちょっと目立たなくなってしまったかも。

 それでも、要所要所でグッと来る存在感は健在。
 下川直哉さんの「E Junk」「Face to Face」は、
 その中でも特にお気に入りな2曲ですね。

 歌曲は「Remote Viewing」「あなたを想いたい」「君をのせて」。
 3曲とも素晴らしい出来です。特に「あなたを想いたい」は
 切なげなピアノのイントロから、す〜っと歌い上げるサビまで、
 もう全てが最高です。ゲーム史上に残る名曲だと思います。


 「所詮ギャルゲー」の枠に捉われない作品の一つ。
 ストレートなヒーローモノに、「Routes」なりの
 アクセントが加えられて、完成度の高い作品となっている。

 美しいグラフィックと素晴らしい音楽に彩られながら、
 一人の少年の物語を楽しんでみてはいかがでしょうか?


 P.S.
  余談ですが、PS2版とPSP版のどっちを買おうか迷っている方で、
  プレイ環境を特に気にしない方には、PSP版をおススメします。

  なぜなら、安いってのもありますけど、
  これがすっごい「楽」だからです。

  PSPがこんなにもADVゲームに合うとは思わなかった。

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英雄伝説 空の軌跡 the 3rd

英雄伝説 空の軌跡
the 3rd

日本ファルコム


 あの「英雄伝説 空の軌跡」のファンディスクがついに登場!
 異世界のダンジョンを捜索して、あのキャラの過去の話や、
 気になるSCのアフターストーリーが封印された扉を探そう!

 …って宣伝して、かつ値段も7980円じゃなければ、
 ネット上でそう批判されることはなかったのかなぁ…。


 「英雄伝説 空の軌跡 the 3rd」は、同じくファルコムから
 発売された、空の軌跡FC&SCの続編にあたる作品です。

 基本システムやキャラクターは、ほぼ前2作を踏襲。
 (FCSCのレビューも参考にしてみてください)
 単体でプレイ可能な独立した作品ではあるけれども、
 前2作をプレイしておいたほうが、数倍も数十倍も
 楽しむことができる、そんな作品になっております。


 主人公は、前2作のエステルとヨシュアではなく、
 SCで登場した星杯騎士のケビン・グラハムと、
 新キャラクターであるリース・アルジェントの2人。
 この2人を軸にストーリーは展開していきます。

 ストーリーは、ケビンの過去の話を中心として、
 所々にFCよりも過去の話や、SCの後の話などが
 挟み込まれていく形。しかし、この点がクセモノ。

 これらのエピソードは大量に用意されており、
 ショートストーリーを詰め込んだファンディスク
 と言っても過言ではない。また、ストーリーも
 SCの後始末的なもの。「空の軌跡」自体の
 ストーリーが展開するという感じではないため、
 よりファンディスク要素が強い作品になっている。

 また、主人公が遊撃士ではないため、前2作の醍醐味の
 一つであった「ブレイサークエスト」も与えられません。
 加えて、街から街へあちこち歩き回るわけでもないため、
 イベントごとに変化する町の人々との会話もできません。

 これらの点は、「空の軌跡」の純粋な続編を
 待望していた人たちにとっては、ちょっと
 物足りない気分にさせるかもしれないです。


 って、私のサイトで客観的な評判を書いても仕方ないですね。
 ココからは、私の主観的なこのゲームのレビューとなります。

 まず、私は購入前から「ファンディスク的なもの」
 と考えていたので、失望感はありませんでした。
 むしろ、プレイ時間が50時間近くもかかった
 ボリューム(FCとほぼ同じ)に驚いたくらいです。

 FCではノンプレイヤーキャラとの会話のために
 費やした時間も多分に含まれての50時間ですから、
 ホント思っていた以上にボリュームがありました。

 エピソードも、前2作のファンである
 私にとっては面白いことこの上ない。

  ・エステルとヨシュアが出会った頃の話
  ・アガットvsティータママw
  ・クローゼの学園入学頃の話
  ・オリビエvs鉄血宰相オズボーンの前哨戦

 これらのエピソードが20個以上も用意されており、
 加えて、シューティングゲームやクイズゲームなど、
 ミニゲームも盛り沢山。上質なファンディスクって感じ。


 そして、サウンドチームが今回もいい仕事しています!

 さすがに、続編という都合上、
 前2作の使いまわしも多いですが、
 戦闘曲を中心に新曲も豊富です。

 初っ端の戦闘曲「Fighting Right On」から
 重低音が響いたときは驚いたなぁ。他にも
 遊撃士戦の「Till the Night of Glory」や
 守護者戦の「Overdosing Heavenly Bliss」など、
 戦闘曲はかっこよくて良いものばかりです。

 っていうか、「Overdosing Heavenly Bliss」は最高!
 展開がイイネ! 特に最後半のパート。これは燃える!


 OP曲は「Cry for me, Cry for you」。
 今春に行われたライブや、そのライブCDである
 「ファルコムライブ2007オリジナルサウンズ」で、
 既に発表されたボーカル曲なのですが、これまた
 非常にかっこいい曲です。FCの「星の在り処」や
 SCの「銀の意志 金の翼」は、ゲームサウンドに
 ボーカルを乗せた感じですが、この曲は最初から
 ボーカル曲を作ろうとして作られたって感じです。

 個人的には、賭博師ジャックのトコで流れる、
 ジャズなバージョンもお気に入りですw


 ED曲は「空を見上げて」。空の軌跡のボーカル曲集に
 同名の曲が収録されていますが、違うバージョンです。

 SCの時から壮美なBGMとして流れていた同曲ですが、
 このバージョンのボーカル曲もまた流麗ですなぁ。

 この曲が流れるとは、当たり前ですが予想外でした。
 かなりガツンと来ますね。聞き入ってしまいます。


 SCで完結したはずなのに、キャラのメンツやシステムがほとんど
 変わらないまま、続編という触れ込みで発表された今作品。

 しかし、完全新作クラスのファンディスクと思えば、
 何のことはない、いつもの丁寧な作りのファルコム作品。

 私は130時間かかった前2作にのめり込んでおり、
 (FCの方なんて3回もプレイしていますよ…w)
 愛着の湧いたキャラたちのエピソードを見るのを、
 たいへん楽しみながらプレイしていました。

 前2作で「空の軌跡」にはまった人であるならば、
 まず間違いなく“買い”な作品だと思います。

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永遠のアセリア −この大地の果てで−(PC版)

永遠のアセリア
−この大地の果てで−
(PC版)

XUSE


 「永遠のアセリア」を私はプレイしたことない
          +
 「聖なるかな」は「永遠のアセリア」の続編である
          +
 「聖なるかな」を買ったら特典として付いてきた

 この式から導き出された答えは、
 「このゲームやるっきゃないなぁ」


 というわけで、「永遠のアセリア −この大地の果てで−」のレビューです。

 上記の通り、このゲームは続編である「聖なるかな」に
 特典として付いてきたソフトで、もともとPS2で
 発売されたのを、そのままPCに移植したものです。

 よって、「永遠のアセリア」自体は年齢制限のあるゲームなのですが、
 このゲームは全年齢(CEROは知らない)なゲームだったりします。

 特典物とはいえ、ADVパートと戦闘SLGパートを含む作品なので、
 必然的に攻略にはかなりの時間を要します。攻略対象ヒロインの
 人数も、CGギャラリーを見る限り8人くらいいそうなので、
 完全クリアには途方もない時間がかかるのではないでしょうか。

 ちなみに、このレビューを書いている時点で、
 私はメインヒロインっぽいアセリアルートしか
 クリアしてないことを、言っておきます。


 いたって普通の学生だった主人公たちが、
 いきなり異世界に飛ばされてしまい、
 戦いに身を投じていくストーリーです。

 最初は「義妹を守るため」に戦っていた主人公ですが、
 世界やらなんやら話が壮大になってきて、主人公も
 ヒロインも精神的に成長していく様が感動的でした。


 特に、「異世界」の表し方が秀逸。

 主人公たちが異世界に飛ばされたとき、周囲の人々が、実際に
 わけわかんない言葉を声付きでしゃべっているんですよね。

 異世界に飛ばされたのに日本語を話すみたいなご都合主義もなく、
 ドラえもんの翻訳こんにゃくみたいな便利なものもあるはずなく、
 主人公たちは学習によって言葉を通じさせるようにするのですが、
 この描写には脱帽した。世界観がよく構築されていると思います。

 実際にあるマイナーな言語を使っていたのか、
 人工言語を使っていたのかは存じませんが、
 ライターと声優は苦労したでしょうねぇ…。


 戦闘SLGパートは、かなりやりごたえのあるシステムでした。

 アタッカー・ディフェンダー・サポーターの3人が一つの部隊となって、
 網の目上のマップを移動しつつ敵を倒していくのですが、戦闘だけでなく、
 訓練や建築の要素も非常に重要で、訓練や建築に必要な資源(マナ)も
 枯渇しがちで…と、戦略に富んでいる代わりに考えることが多かった印象。

 基本的に運の要素があまり関わらないシステムなので、
 詰め将棋的な感じもしましたね。SSランククリアを
 目指すのであれば、自ずと道は一つしかなさそう。


 音楽はOP曲の「永遠のアセリア」の印象が強い。
 壮大なかっこよさを味わえる。そんな曲です。
 ED曲「この大地の果てで」もフィナーレに
 相応しい、燃え尽きた感じ(?)がする良曲。

 サウンドギャラリーを一通り耳にしていくと、
 チラホラまだゲーム中で聞いた覚えのない曲が。
 「hallelujah」というボーカル曲も残ってるし、
 まだまだアセリアの音楽の世界は尽きません。

 いずれまた再開せねば。


 絵に関しては、ちょっと不満。

 初っ端のイメージが「うわっ、古臭っ(失礼)」でしたので、
 慣れるまで時間がかかりました。PS2版で追加されたであろう
 CGには綺麗なものが多かったですが、終盤までそのイメージが
 拭い切れませんでした。ま、元が古いゲームですから仕方ない。

 逆に考えれば、マイナス点はここしかない。


 シナリオ・戦闘システム・ボリュームに関しては、かなり満足できそう。
 非常によく出来た作品だと思います。そもそも、特典物なわけですから、
 費用対効果はとても高いです。絵に関しても慣れれば問題ないでしょう。

 戦略性の高いゲームを楽しみたい方は、ぜひ。

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英雄伝説 空の軌跡 SC

英雄伝説 空の軌跡 SC
(PSP)

日本ファルコム


 PSPソフトですから、レビューの方も
 ポータブルな感じで行きましょう(ぇ


 ストーリーが未完成でありながら大きな感動を生んだ
 前作「英雄伝説 空の軌跡 FC」の後編であり完結編。

 単体でも遊べないことはないですが、
 ストーリーや引き継ぎ要素のことを
 考えると、FCのプレイは必須です。

 戦闘システムやキャラクターなどの追加要素はあるものの、基本的には
 事件を解決しながら町から町へと移動していくオーソドックスなRPGで
 あったFCを踏襲。しかし、ボリュームはFCの1.5倍の約80時間。
 つまり、合計130時間に及ぶ壮大なストーリーと感動を味わえます。

 音楽は、量も質も兼ね備えた素晴らしいもの。
 特に主題歌である「銀の意志 金の翼」には、
 初めて聴いたときに鳥肌が立ってしまったほど。

 欠点は、あまりのボリュームゆえにUMD2枚組なのは仕方ないとしても、
 ディスクの入れ替えが1回じゃなかったのは残念。私は5回入れ替えました。
 携帯ゲーム機ですから、もう少し持ち運ぶという点に留意してほしかった。

 まあストーリーの構造上、難しいことなのかもしれません。


 どこか1点がずば抜けて良いというわけでなく、
 全体的に丁寧に作られたRPGだと思います。

 “RPGの優等生”な作品、と書くと大げさかもしれないけど、
 プレイし終えると、他の人にも薦めたくなる、そんな作品です。

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空の軌跡 マテリアルコレクション ポータブル

空の軌跡
マテリアルコレクション
ポータブル(PSP)

日本ファルコム


 内容は以下の通り。

 ・体験版3本
 ・ゲーム内ムービーとデモムービー21本
 ・空の軌跡のサウンド147曲
 ・壁紙56枚
 ・カレンダー15枚
 ・カスタムテーマ22個
 これ以上でも以下でもない。

 ゲームとかストーリーとかとは全く無関係なので、
 上記の内容で満足していただけるのであれば購入を。
 いらないのであれば、その直感を覆すような要素は
 一切ないので、購入は遠慮した方がよろしいかと。

 ただし、値段以上の価値はあります。なぜなら、
  ・FCサントラ
  ・SCサントラ
  ・ボーカル曲集
  ・アレンジ曲集
 と、4つのアルバムの全ての曲(全147曲)が入ってるわけですから、
 音楽だけで12000円の価値はあるわけです。それプラス壁紙とかの
 付加価値を考えると、この内容で3800円というのはお得なのでは。

 PSPから空の軌跡シリーズのファンになった方で、
 音楽がとても気に入ったけど、サントラはまだ
 買ってないという方、そんなあなたにおススメです。

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